第一章 出会い

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明るいイメージを持ってもらおうと笑顔で言ったけど、気まずい雰囲気になる予感……。 「こちらこそ、よろしく!」 そんなことを考えているうちに、京坂さんが挨拶を返してくれた。 あれっ?思ってたより怖くなさそう…? 私勝手に変な印象もってたんだ。 人は見かけによらないよね。反省しなきゃ。 そうこうしているうちに、今年の私たちのチームがするダンス曲「きかんしゃトー○スとなかまたち」が流れる。 今年は、ダンスリーダーが作ったものをみんなで踊ることになったんだ。 そのダンスの中に、ペアと手を繋いでぐるぐる回る場面があって! 京坂さんと「えんしんりょくww」とか言って笑いながら回った。 「トー○ス」を踊ったあとに、私たちが踊るもう一つの曲、あのコのト○コの「ト○コ」がかかる。 団長の指示どおり踊っている間、京坂さんと何気ないことをいろいろお話して、少し仲良くなったって感じだった。 「ト○コ」を踊った後、団長からお話があって私たちは立って聞いていた。 そしたら京坂さんがなにか言いたげにしてるけど、どうしたんだろう。 まぁ、初対面でそんなに気軽に話せるわけないよね。 さっきちょっと話しただけだし……。 私もそういうこと、よくある。 少し話したことがあるだけで、今日始めてあった子とそうじゃんじゃん話題を投げかけれるほど話上手じゃない。 ここは私が話しかけたほうがいいかな…いやでも、京坂さんがなにか話したいことがあるんなら、それを聞いてあげたい。 でもそのために話しかけやすい雰囲気がないとだめだよね……。 そう考えていると京坂さんがこっちを向いて 「男子ってなんであんなに足が細いのかな?」 えっ…?って思ったけど、それは疑問やドン引きした反応とはちょっと違って… 「っそれな!!!!!」 共感しかなかったんだ、つい大きな声をあげちゃった。 その後、いろんなことを話して京坂さんとは気が合うことがわかったの。 私と京坂さん……いや、私とまなちゃんは結構仲良くなったいたと思う。
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