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4-6
失神した麻衣美をキッチンの床に仰向けにした後、ミカコは「あっ、そうだったぁ!」と、キャンドルをとりあえず横に置き、胸元のペイントの撮影を始めた。
麻衣美の両胸に描かれた双子の男の子と女の子は、麻衣美が抵抗したせいで顔が歪み、お化けのようになっている。
それでも目や唇の位置から、人の顔を描いていることは明らかだった。
「よ―――し!はいっ、笑ってぇ――――!!はい、チーズ!!」
ミカコはわざとらしく乳房に描かれた双子に声をかけ、それから連写ボタンで撮影をした。20枚ほど撮れた後は、すぐに要二朗に向けて送信する。
「いいぞお、どんどん悲しめ、どんどん怒れっ!」
麻衣美に辛く当たる程に、ミカコの感情はハイになり、幸福感が増し、脳内でオキシトシンが増幅していた。
ミカコの復讐計画はこうだ。
一つ目は、愛する男の寵姫を散々な目に遭わせること。
そしてもう一つは愛する男を監禁し、蹂躙すること。
監禁に際してはこのマンションより都合の良い場所は無い。
近所づきあいもなければ、防音設備も整っている。
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