第1章

1/8
前へ
/8ページ
次へ

第1章

私には見えた。人影らしき何かが。あぁ、あれは人だ。 屋上の文化祭の文字で隠れたフェンスの裏で、 抗っている君を私は見つけたんだ。 (何であんな所に人が…?…あっ) その時私は走り出していた。屋上に全力ダッシュで。 (もしかして…急がないと…!) あぁ、やっぱりあれは見間違いなんかじゃない。 屋上への鍵は閉まってるはずなのに、そこには少し開いた扉があった。 (間に合え…!)
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加