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アルコール依存症0
私は絵が大して上手いわけでもなく、字も下手なので、めちゃくちゃ読みにくいと思う。
ただの短い一発描きだし、漫画を描いたことはないし、これはだいぶ昔に描いたものだし。
アルコール依存症になってしまった知人(妹だが)の体験談の一部を、昔暇だった頃に許可を取って描いたもので、公開も別にして良いとのことなので載せてみる。
今の知人は断酒に成功し、数年が経っている。
しかし、断酒に必要だったものは入院治療でもなく、精神科で処方される薬でもなく、カウンセリングでもなく、酒害教育でもなく個人精神療法でもなく集団精神療法でもなく、もちろん自助グループでもなかった。
なんともありきたりなのだが、愛の力だった。
ただ、知人がアルコール依存症に陥ったきっかけも愛だった。
愛はハンパねえ。
仕方ねえよ。
人生を激しく揺り動かすものだ。
産まれて、生きて来た間にしっかりと築き上げたであろうと思っていた価値観すらもあっさりと覆してしまうくらい、愛ってやつはすごい。
愛について何を知ってるんだ、と言う感じだが、「愛」としか言えない。
語彙力がないので深く突っ込まないでもらえるとありがたい。
知人がアルコール依存症から無事回復するまでには、それなりに時間はかかった。
けれど、今知人は断酒を続けて数年が経ち、今では飲酒欲求はないと言う。
きっかけは愛の中のうちの、ほんのちょっとした出来事だった言う。
そんなものだったりする場合もあるのだ。
ただの一例であって、精神科への入院が無駄だとか、薬やカウンセリング、酒害教育や個人精神療法、集団精神療法や自助グループでは「治らない」と言っているわけでは決してない。
必要なことだったのだと思う。
だからそれを知人は体験した。
しかし『合わなかった』のだ。
ただそれだけだ。
こういう子もいたよ、って言う、ただそれだけの話だと思って欲しい。
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