私は今、危険な状況に陥っている様だ

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「日本ノ退廃ヲ確認……未来連合ハ健在ナリ」 それは大変だな、彼は言う。 まぁ、楽しそう、女も言う。 「どうせ、くたばる……ほっとけ」 漆黒のフードに鎖を巻き付けた様な容姿の男性は、言い放つ。 その両手には闇を連想させる様な、紅黒い籠手が裾から見え隠れしていた。 また鬼の様な角まで生えており、いかにも鬼神である。 彼は言う、スクルドが死んだと。 彼女は言う、所詮は神だから仕方ないと。 「未来連合、今すぐに潰しましょうよ」 「自滅が一番楽な選択肢だ、他に手段は無い」 男は言う、だが。
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