SPECサーガと時間についての推理

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SPECサーガと時間についての推理

ドイツのSF映画 『ルビーレッド』では、タイムトラベルをするための装置がクロノグラフといいます。元の意味は、「ストップウォッチ機能のある 腕時計や懐中時計」らしいです。それで思い出しました。堤幸彦監督のケイゾクシリーズ、SPECサーガの3作目、Sick'sには「くろの くらふ」という人がいました。クロノグラフから来ているとすると、あの人は、SPECシリーズは時間に関係した物語でしょうか。思い出してみるに、シリーズ第1作『ケイゾク』であれほど狂暴だった浅倉がSick'sでは「行きましょう。朝倉」と言われて聞くほど穏やかです。でも、狂暴な朝倉も御厨(みくりや)の中にいます。 これはどういうことでしょうか。私は2つの説を考えました。 ① SPECの津田に温厚な津田と共謀な津田がいるように、朝倉も2タイプいる。 ② パラレルワールドが接触してくる。 もしかしたらケイゾクシリーズでは、タイムリープやループはしないけれど、パラレルワールドが現実世界(この世界)に接触して紛れ込んでくるのかもしれません。つまりここでいうなら、パラレルワールドの穏やかな朝倉が私達の世界に入って来たのかもしれません。
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