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俺の可愛い伴侶、最愛の男。
タイチは人生四半世紀を前に(単なる二十四才とも言うが)ますますいい男になり、頼もしいしセックスアピールも増し増しだしでキュンキュンする。
「半勃ちになっちゃったー♡」
「もうっ!」
クッションを投げ捨てぎゅーっと抱きしめてくれる腕の長さ、広い肩、厚い胸板の力強さよ。この包容力が堪らんわー。好き過ぎるわー。
「ちょっとだけエロいことしちゃうー?」
「せんっ!」
「どんな出し方してもイク時使う筋肉は一緒だもんなーモロバレだもんなー」
「わかっとるなら誘惑せんのっ」
「ふふん」
目に掛かった前髪を鋤き額にキスすると、タイチは下唇を噛み締めて耐える。
あ〜〜〜可愛い。こうして溜めに溜め、イベント終了と共にスッキリしようぜ♡
「ポリネシアンセックスみたーい」
「意味わからん」
「まあ、観たいだけ観りゃーいいけど日付け変わる前には休めよ。俺はパックして寝るわ」
「⋯⋯俺も寝る」
「あ、そう?」
「柊は一人だとあったまれん」
我ながら冷たい指先にタイチはちゅっとキスしてくれる。
手も足も、タイチが隣に居てくれないと適温を保てない。よき睡眠の為にもタイチと言う湯たんぽの存在は有り難い。
「ホットタオル作ってくから」
「うん♡ベッドで待ってるー」
バンクーバーの夜は程よい甘さの中で更けてゆくのだ。
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