EXTREMES'21

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   俺の可愛い伴侶(ハニー)、最愛の男。  タイチは人生四半世紀を前に(単なる二十四才とも言うが)ますますいい男になり、頼もしいしセックスアピールも増し増しだしでキュンキュンする。 「半勃ちになっちゃったー♡」 「もうっ!」  クッションを投げ捨てぎゅーっと抱きしめてくれる腕の長さ、広い肩、厚い胸板の力強さよ。この包容力が堪らんわー。好き過ぎるわー。 「ちょっとだけエロいことしちゃうー?」 「せんっ!」 「どんな出し方してもイク時使う筋肉は一緒だもんなーモロバレだもんなー」 「わかっとるなら誘惑せんのっ」 「ふふん」  目に掛かった前髪を鋤き額にキスすると、タイチは下唇を噛み締めて耐える。  あ〜〜〜可愛い。こうして溜めに溜め、イベント終了と共にスッキリしようぜ♡ 「ポリネシアンセックスみたーい」 「意味わからん」 「まあ、観たいだけ観りゃーいいけど日付け変わる前には休めよ。俺はパックして寝るわ」 「⋯⋯俺も寝る」 「あ、そう?」 「柊は一人だとあったまれん」  我ながら冷たい指先にタイチはちゅっとキスしてくれる。  手も足も、タイチが隣に居てくれないと適温を保てない。よき睡眠の為にもタイチと言う湯たんぽの存在は有り難い。 「ホットタオル作ってくから」 「うん♡ベッドで待ってるー」  バンクーバーの夜は程よい甘さの中で更けてゆくのだ。
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