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「…ダメ…とかの前に、美鈴さんの事を考えると」
『いや、ちゃんと別れるから!!』
私の言葉を遮り、草野君は大声を出しました。
私に告白してきた男の子は、これで9人目…。
もう、答えは決まっていました。
「あの…私、好きな人が居るんです」
『え、誰!?』
実は私、もうあの人を見つけたのです。
「えっと…クラスも名前も分からなくて…」
『あー、一目惚れ!!』
「はい」
草野君は、『うーん』と何かを考えてから、
『立花さんの好きな人、知りたい!!見たら、俺も諦められるからさ!』
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