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一人暮らしのアパートに帰って来て、壁に掛けてある鏡を見つめました。
「彼女…居たんですね…」
悲しいです。
一緒に居られないのは分かっていたけれど、他の女の子の所には行ってほしくなかったです。
人間で居られるのは「片想いの時まで」。
気持ちを伝えた時点で花に戻る、そういう契約なのです。
私は、まだ見ていたい。
見ているだけなら良いですよね…?
絶対に側に居られないけれど…。
鏡の中の私が泣いています。
初めて「涙」というものを流しました。
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