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ここ最近、元気がない事は自分でもよく分かっています。
まだ、受け止められないのです…失恋した事を。
嫌なんです…諦めるのは。
木村桜さんに「ヤキモチ」を妬いているのです。
顔も見たくありません。
声も聞きたくありません。
だんだんとそういう気持ちになってきました。
けれど、話をする機会がやって来ました。
席替えをして隣り同士になったのです。
右側に、威圧感を感じます。
『ねぇ、立花さんて何の香水使ってるの?』
「えっ?私、何もつけてないですよ」
『そうなの?何か花の香りがするよ〜?』
「家に花があるから、その香りじゃないかな」
そう笑って(たぶん笑ってたと思うけど)席を立ちました。
突然、話しかけられてビックリしました。
そして同時に、話をするのが嫌で嫌でたまりませんでした。
休み時間で良かったです。
少し廊下を歩こうと思いました。
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