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『やっぱ誰もいなーい。風が気持ちいなぁ〜』
美鈴さんは『う〜ん』と腕を伸ばし、柵の近くまで行きました。
『百合ちゃん、どうしたの?』
「どうしたのって…美鈴さんの方こそ、どうしたんですか?こんな所に…。次の授業だって」
『次の授業は自習だよん〜。後で、ここに人が来るかもね〜』
美鈴さんは、何だか楽しそうに言っていますが、私は困っています…。
「自習…確かに先生は休みって言ってましたが、でも授業に出ないと…」
『百合ちゃんの事、心配だったんだよ?』
「え…」
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