Flower LOVER

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「声を掛けて頂いてありがとうございます。無理な事は分かっているんですけど…」 『百合ちゃんは、どうしたい?何をしたら元気になれる?私達は、百合ちゃんの役に立ちたいの』 「私は……」 そう言いかけて、俯きました。 これを言っても良いのかな、と不安になったからです。 美鈴さんは、優しい目で私を見つめています。 『百合ちゃんの本当の気持ち、聞かせて?』 本当の気持ち…。 それは、1つです。 ハッキリ言えます。 「森内君の側に居たい。彼女になれないとしても…一緒に居たいんです」 『そっか。話してくれてありがとう』 美鈴さんは、私の事を抱きしめてくれたので泣いてしまいました。 『百合ちゃん、辛かったんだね。私達が協力するからね』
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