Flower LOVER

27/80
前へ
/80ページ
次へ
そして、昼休みになりました。 かなりドキドキしています。 第2会議室に入り、周りを見渡すと長いテーブルがいくつもあり、3人ずつ座れるようになっています。 『あ、立花さんだ。マジ可愛いなぁー』 何人かはもう座っていて、私を見た途端一人の男子が叫びました。 『マジかよ〜、近くで見られてラッキーだなぁ〜』 『やっぱり、百合ちゃん、人気あるんだね』 「いえっ…森内君まだ来てないみたいですね」 他の人に人気があっても嬉しくありません。 森内君に会ってお話したい。 それが目的で今ここに居るのですから。 『あ、そうだね。席自由なんだけど、森内の近くに座りたいよね』 ドア付近の近くに2人で座っていると、そのドアから森内君がもう一人の委員の人と入ってきました。 「あ、来た」 私が小さい声で言うと、羽菜さんは、 『着いていこうか』 と言って、2人の後ろを歩いていきました。 私もその後ろを着いていきます。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加