見つめていたい

変わらない毎日

ゆうちゃんは電車で通勤している。

駅へは歩いて15分。
駅から電車に30分乗って勤務先のある駅で降りる。
そこからまた15分歩いたら勤務先に到着。
帰りは早くても6時半、遅ければ10時を過ぎることもある。

私は朝起きたらまずは朝食とゆうちゃんのお弁当作り。
作っているとゆうちゃんと洸太が起きてきて、みんなで朝食。
ゆうちゃんを送り出して、洸太に支度をさせて、幼稚園へ送る。
幼稚園から戻ったら洗濯、掃除、買い物、一通りの家事をこなしていく。
合間に自分のお昼を簡単に済ませる。
洸太を迎えに行って帰ったらそのまま洗濯物を取り込んで、夕食の支度、家族で夕食を食べて、お風呂に入って…
親子3人で眠りにつく。

何も特別なことはない私の毎日。

それでも洸太の成長を感じたり、ゆうちゃんと笑い合ったり、小さな幸せが散りばめられていて、その一つ一つが大切でかけがえのないもの。
あっという間に過ぎ去ってしまう毎日だけど、それだけは忘れないように生きてきた。