放課後プレパラート
1/1
読書設定
目次
前へ
/
1ページ
次へ
放課後の誰もいない理科室 君と二人で逢瀬 君は背後から僕を抱きすくめながら二人で顕微鏡を覗いている 僕の頬の内側の細胞 プレパラートを指先で砕いて その玻璃(ガラス)片は僕の毛細血管から侵入し心臓まで到達するだろうか 君の夏服から透ける肌の透明さに溺れて 痛い程互いの骨を軋ませながら抱き合った このまま君と永遠に寄り添っていたい 夏の終わりの丸底フラスコの中
/
1ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!