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~出会い編~
「ジェジュンさん、今日も素敵でした!!」
「ありがとう!次のイベントも待ってるから!」
「はい❤️」
次ー
「今日もイケメンですね❤️どうしてそんなにイケメンなんですか?!」
「何でだろうね?、君が応援してくれるからかな?」
「きゃ///」
次ー
「どんな人がタイプですか??」
「ん〜、、手の綺麗な人かな?」
「たとえば、どんな、、?」
「指が長くて細くて、、でも細すぎず?」
「ぇ〜//難しい///」
はい、次ー
「CD買いました❤️」
「ありがとう❤️」
「いえ//これにサインして下さい❤️」
「いいよ、名前は?」
「愛しのヨルムで///」
「ヨルムちゃんね、OK!」
「ありがとうございます❤️」
はい、次ー
「僕と付き合ってください!!」
「へ?、、ぇ?どゆこと?」
「タイプなんです///」
「え、俺、、男だけど??」
「僕、大事にします!!」
「だから、俺は、、」
「知ってます!!承知の上です//ほんと、ドストライクなんです///」
「あ、ありがとう//」
「いえ、、」
次ー
「ジェジュンさん//きゃ//マジイケメン///」
「あっは//ありがとう//」
「あ、握手してください//」
「きゃー//ありがとうございます///」
、、、何だったんだ?あの男、、、
俺はキムジェジュン。ソロで歌手活動してる25歳。21歳の頃、路上でライブしてる時にスカウトされて、メジャーデビューして4年。そこそこファンも出来て、定期的に握手会兼ファンミーティングをおこなっている。
今まで100%は女の子のファンだったけど、メジャーデビューして4年目にして初めて男性ファン?が出来た?らしい、、
しかも、付き合ってって言ってたな、、アイツ。
俺は男なのに、、
俺は男にもモテるってことか??
ま、まぁ、、色んなファンもいるし?悪い事じゃないよね?
それに、男のファン1号って事で喜ばしい事じゃないか??
今は事務所の方針で集客の見込める女性ファンを増やす為、ポップやらバラードを中心に女性受けしやすい感じで売り出していたのだが、元々はロックが好きでそっちで勝負したかった俺としては、単純に男性ファンは嬉しかった。
これから、歌の幅を広げていけるんじゃないかと、この時の俺はあまり深く考えていなかった。のちに、あんな事になるなんて想像もしていなかったけれど、、
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