一話

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「最初のジム戦は草タイプらしいな。この辺りで炎か飛行タイプを捕まえとくか?(俺もこの先を見据えて、新たなポケモンを捕まえときたいし、出来ることならニンフィアとバンギラスはジム戦などの公式戦ではできるだけ使いたくないしな。効率だけ考えれば2匹に頼りっきりにるけど…そしたらヒバニー達がこのままになるしな…。まあ後半になると切り札を引きづり出してくる様な奴も出てくるだろうけど。…イーブイ捕獲したらニンフィア以外の進化先に進化させるのも面白そうだな。よし、捕獲対象にイーブイを追加だ。)」 と俺が長考していたところ、ユウリが 「クライト?」 と上目遣いで声をかけてきた。 「ん?ああ、すまない。少し考え事をな。俺ももう少しポケモン捕まえときたくてな。(上目遣いのユウリ可愛いな。)」 と言った。 そして俺達は暫くワイルドエリアを見て回った。 「見慣れないポケモンもいるけど、見慣れたポケモンも多いな。」 「たとえばどんなポケモンが?」 「たとえば…そうだな。アソコにいるカビゴン。色んな地方を旅してきたけど、カビゴンがいなかった地方は逆に珍しかったかな。あと何だかんだでイーブイやピカチュウ辺りも色んな地方で見かけたな。そうだ、イーブイといえば、ジョウト地方にイーブイの進化系を使う舞妓さん達がいたな。…コイキングってどこにでもいるんだな。となると、ギャラドスもいる事になるな。お、アレはヒンバスか。ある一定の条件を満たすと、世界一美しいと言われているミロカロスに進化するんだ。お、アレはクチートか。クチートといえばメガシンカだなぁ。クチートをメガシンカさせてきたあのちびっ子、今頃何してるんだろうな…。おお…!アレはルカリオ!これまたメガシンカの話になるんだが、シャラシティにメガルカリオの像があってな。そしてある地域ではルカリオは波導の勇者と呼ばれてたりする。アレはギルガルドか。剣と盾…まさしく男のロマンだよなぁ。あ、そうそう。さっきメガシンカの話になったけど、俺もカロスでは使えたんだ。」 俺の長話をキラキラした目で聞いてくれてたユウリ。 「それで空を飛んでる赤い翼のドラゴンポケモンがボーマンダ…ってボーマンダ?え?ガラルにボーマンダいるの!?」 と、俺が驚いていると、 「ちゃんといるよ?確か冠の雪原っていう所にいるって噂は聞いたことあるよ。まあ、冠の雪原は本当に優れたトレーナーしか行けないって言われてるから、そもそも冠の雪原自体あるのかどうかって事になってるんだけど…。」 と言ったユウリ。 「でも現にボーマンダが大空を飛び回ってる。…あの野郎(クライトをガラル入国時にチェックしてニンフィア以外を弾いた駅員的な人)嘘吐きやがったな。ボーマンダいるじゃねえか。そうなると他にも弾かれてるやついるかも…。」 と俺は呟いた。
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