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一話
電車に長々と揺られ、プラッシータウン駅に着いた。
「やっと着いたなニンフィア。」
と言い俺はニンフィアをボールから出すと、
ニンフィアは軽く欠伸をしていた。
そして俺の腕にリボンの様な触覚を巻き付けてきた。
これはニンフィアが俺の事が好きだという証拠だ。(カロスでの図鑑説明はそんな感じ)
「えーっと、まずは図鑑をアプデしてもらなわきゃだな。ガラルの博士ん家は駅から割と近いって聞いたけど…。」
と俺が言うと、
「チャンピオンタイム!」
とか言って変なポーズを決めるやつがいた。
というかガラルチャンピオンのダンデさんだ。
まあ隣にリザードンもいるしな。
(リザードンといえば、妹とアイツら元気にしてっかな。)
俺は同郷の友の事を考えていた。
この地ではメガシンカさせられないらしいからな。
と考えていると、
「おや、君がカルネさんからジムチャレンジの推薦をもらっているクライト君だね?」
とダンデさんが俺に話しかけてきた。
「ええ。よく分かりましたね。」
「それはニンフィアを連れているからな。しかもそんな強そうなニンフィアは今まで見た事がない!カロスリーグはこっちでも中継されていたから見たぞ。そして君自身のトレードマークでもある青いヘッドホン。それ故に君がクライト君と判断した。」
と言うとダンデさんは群衆の方を向き、
「紹介しよう!彼はクライト君。カロスリーグ優勝者であり前任兼大女優のカルネさんからジムチャレンジの推薦を貰っているトレーナーだ。」
と紹介された。
…俺達初対面…だよな?
と俺が思ってると、
「そうだ、クライト君。君はニンフィアでジムチャレンジをするのか?」
と聞いてきた。
「そうですね、後半になったらニンフィアも参戦ですかね。当分はこっちで捕まえたポケモン達で挑もうかと思ってます。初心忘れるべからず…ですかね。」
と言った。
「ふむ、ならガラル入国記念だ。このポケモンを君に託そう。本当は3匹いたんだが、その内の2匹は俺の弟とその幼馴染の女の子に選ばれてしまってな。余り物…という言い方はこのポケモンには失礼だが、もしよかったら。このポケモン…ヒバニーと言うんだが、ヒバニーも君といたいみたいだしな。」
と言ったダンデさん。
「そういう事ならありがたく受け取ります。」
俺は新たにヒバニーを仲間にした。
すると、
「あ!いたいたクライト君!私はソニア。おばあちゃんが貴方の図鑑アプデしてくれるって!丁度図鑑を受け取りに来た子達がいるからついてきて!」
と言われた俺はソニアさんに連行された。
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