一話

3/11
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
(お、決着がついたみたいだ。流石に勝つのはサルノリか。最初のバトルはタイプ相性が殆どみたいなところあるしな。) と俺は思っていた。 すると、 「おい見ろよユウリ!兄貴が注目のジムチャレンジャーのクライトじゃないか!?」 「え、うそ!?あのクライトさん!?カロスチャンピオンのカルネさんからの推薦でジムチャレンジする!?あのニンフィアで参加されたら一位通過確定じゃん!?」 …おそらく彼らがホップとユウリなのだろう。 「今のところジムチャレンジはニンフィア以外で行こうと思ってる。」 と俺が言うと隣にいたニンフィアがムスッとしていた。 そんな顔も可愛い…じゃなくて! 俺はニンフィアに視線を合わせ、そして 「許せニンフィア。出番はまだ先だ。」 と言い俺はニンフィアの額を軽く指で突いた。 これやると何故か何処となく嬉しそうにするんだよなニンフィア。 「そうか。2人は初めての旅になるのか。」 俺はあの後ホップとユウリがサンドイッチを欲しがってた為、作ってあげた。 まあ具材も余ってたしな。 そして話を聞いている。 「不安と期待でいっぱいなの苦笑」 「…まあそりゃそうだわな。俺だって最初は不安だったぞ。」 「クライトが!?」 「俺を何だと思ってるんだ。歳も1つか2つ位しか変わらないだろ。」 「「え、ええ!?」」 「俺はそんなに老けてみえるのか?」 「い、いや、大人っぽいなと思って…!」 「そうか?」 いや、俺の周りがおかしかったのかもしれないな。 カルムもセレナも妙に大人っぽかったし、それに釣られて俺もそんな感じになってたみたいだ。 「あ、そうだ!クライト!俺達とバトルしてほしいぞ!」 とホップは言った。 「バトル…か。そういえばまだしてなかったな。よし、やるか。ヒバニー、いくぞ!」 俺はそう言った。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!