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コンコン
「斎藤さん~?美夜子さん」
ZZZ
幸いか?彼女は寝ていた。
しかし目を覚ました!
「あれ?小田のタコじゃん。あんた何また来たの?つーか仕事は?」
相変わらずおっかない(顔以外)と思った。
「仕事より大事だったんで直接会いに来ちゃいました。」
「はぁ?で?何?何の用?」
めちゃくちゃ機嫌が悪い美夜子。多分低血圧なんだろうと話を進める。
「あの・・・その・・・何て言うかこないだは羽目を外して仕事中にあんな事を言ってすいませんでした。」
「あ~その話?もう忘れたからどうでも良いわ、用済んだ?なら帰ってくれる?だいぶ足痛いんだよね。」
落下の衝撃で骨折してしまったらしい。
「いえ!それだけでは無いんです!」
「まだなんかあるの?」
「やっぱり俺美夜子さんの事諦めきれなくて」
「で?」
「付き合ってください!」
「1回フラれて私より先に帰ってよく言えたね。普通1回フラれたら諦めるでしょ」
完全に嘲笑っている美夜子。
「僕のいや俺の?なって欲しいんです!夏の夜に!」
真剣な眼差しに根負けしとうとう本心を打ち明ける美夜子。
「参ったなぁ、君みたいなまっすぐに告白してくる人今まで居なかったから。自分で言うのもあれだけど私顔も体も良いから言い寄って来る男が後を立たなかったんだよね。だから嫌味な女で一匹狼で生きてたのに・・・」
「え?それってつまり」
「良いですよ。なりたいです。ならせてください。夏の夜に」
まさかのOKと同時に過去まで知れて笑顔になる夏男。
「ほらそんなニヤニヤしてないで早く仕事に戻りな!4~5人分の仕事量全部片付けられなかったらさっきの話は無かったことにするよ!」
ほどなしくて全員が退院し海翔にはからかわれ他の同僚の女子からは文句を言われていたが
「おっはよ~夏男」
夏の夜になってた斎藤さんを見て夏男は満足しながら仕事に励むのであった。
終わり
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