諦めきれなかった恋

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ここはとあるキャンプ場。 「え~本年もこうして懇親を深めるためにバーベキューが出来ると言うことで」 「また部長の長い話が始まったよ」 「おい海翔聞こえるぞ」 長い話の男は部長らしい。 それをくさって聞いてるのはもう1人の社員と同期入社の海翔と言う社会人らしい 「でもよ~夏男、どう考えても部長鼻の下伸びてるよ、あっちにおっぱいこっちにゃケツだもん」 だから聞こえるってとシーのジェスチャーをしている男は夏男と言うらしい。 「いや~だってさ?この懇親会夏しかやらないじゃん(笑)水着のOLみたさに開催してんのバレバレ」 「そりゃ確かにそうだけどさぁ」 夏男も納得したが同時にそれを言ったら元も子もないような顔をして見せた。 「いや~水野さんに水谷さん皆たまらんなぁ、でもまあ、夏男的にはやっぱり斎藤美夜子さんなんだろ?(笑)」 「ばっ馬鹿お前何言ってんだよ」 「スタイル良くて頭も良くて群れずに茶髪であっちで1人タバコ咥えて、出来るカリスマって感じだもんな。惚れるのも解るようんうん。」 1人で勝手に話を進めて1人勝手に納得する海翔。 「別にそんなんじゃねぇよ」 「同期入社であんだけ親しげに話してたりして好きじゃないわけ無いじゃん(笑)」 誰か彼にデリカシーと言う言葉を教えてやってくれと思う夏男だった。
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