高嶺の花と根無し草、そして流れ星と

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「〝好きな男の子と仲良くなりたい〟か……」  今日もまた、ヒカルの元には誰かの願いが届く。 願い主は少女だ。 「次はどんな男女に会えるかな?」 どんな〝恋〟や〝愛〟を見られるのだろう? ヒカルはニッコリと笑った。 「そうだ。あの〝おにぎり〟というものを食べてみたいな。今度は食べられるかな?」 桜色の風呂敷を思い出しながら、人が暮らす地上へと向かった。  完
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