4章

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「そうね。全然変わらないね。昔から絵理子は綾に厳しい事言ってた事あったもんね。その度に、絵理子は私に連絡してきてさぁ。綾の様子を見てきてって。もし落ち込んでるようなら貴方が慰めてあげてって」 「えっ!そうだったの?確かに、絵理子に厳しく言われた後って、必ず由里子が側にいた。じゃあ今回も…?」 「昨日の夜、絵理子から電話あった。もし時間があったら、綾の様子見て来てくれないかって。落ち込んでるようなら、慰めてやってくれってね。言った本人も結構落ち込んでたりするのよね。絵理子って見た目強いイメージだけど、案外私達の中じゃ一番弱いのかもね。この事は絵理子に内緒よ」そうだったんだ。私は本当に素晴らしい親友を持ったなぁ。ずっと大切にしていきたい。
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