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そして今日は、絵理子に新宿にある会社事務所に来てくれと、昨夜電話があり弁当屋の方を、急遽美樹ちゃんに交代してもらったのだ。
お昼過ぎに新宿駅に着き、事務所へと向かった。事務所と言ってもマンションの1室を借りて、そこを事務所としてつかってる。
事務所に着きドアを開け中に入った。すると、中から誰かが走ってくる足音が。
「おばちゃん、いらっしゃい」なんと走ってきたのは、守くんだった。
「守くん!て事はママが来てるのね」
私は奥の部屋へ入った。そこには案の定、絵理子と向かい合ってまゆみさんがいた。
「来たわね、綾。今日はまゆみさんに来てもらって面接してたのよ」
「そうだったんだ!絵理子なんにも言ってくれないんだもん。そうかぁ、まゆみさんうちで働くことに決めたんだ」
「はい、その節は本当に…」
「いいのいいの。そう言う硬っ苦しいのは」
「私も守の為に頑張って、早く今の家を出ようと思って」
「それが一番いいと思うわ」すると絵理子が言った。
「まぁ結論を言うと、採用ね。履歴書によると綾の家と割と近い所みたいだし、分からない事とかあったら綾に聞くといいわ」
「はい!その時はよろしくお願いします」
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