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いつの間にか眠っていたのか気絶したのか、目を覚ませば裸のままで部屋にはエミリオの姿は無かった。
起き上がってみれば腰が痛くて、淫唇がじんじんと痺れるようななんとも言えない感覚があり腹を撫でる。なんだかんだグランに言ったのに俺は結局エミリオと…
その時ノックが聞こえ、俺はベッドのそばの椅子に畳まれていた服だけをとりあえず着て扉を開く。そこには姫様と鎧を着た騎士達が居て、俺はゆっくり扉を開けた。
「昨日はごめんなさい。お詫びがしたくて来ましたの。一緒に来てくださいます?」
「俺は別に気にしてないから」
「来てくださいませんの?残念ですわ…貴方の為に私一生懸命用意しましたのに」
「わかったよ…ついて行けばいいんだろ?」
めそめそと泣き真似をされ、俺は仕方なくついて行くことにした。下着を履いてないせいでスースーするが、今更戻るのもなんかな…
ゆっくり歩いて見て回るのは初めてで、かなり豪華な内装で城の中なんだろうなと思っていれば姫が止まり部屋へ入るように言ってきたので扉を開けてみれば、背中を押されて部屋の中へ倒れ込む。
「痛っ…あ、おい!」
ガチャッと外から鍵をかけられ俺は立ち上がろうと体を起こした次の瞬間髪を掴んで引き摺られた。
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