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「痛ぇ…!」
「へぇこいつ犯していいのか」
「正直俺姫様より勃つ」
複数人の男たちが居てさっさと服を脱いでゆく。俺は髪を掴む奴の手に爪を立て、痛みに手を離した瞬間扉へ向かい開けようとしたが外からしか鍵が開けられないようで鍵穴も無い。
「痛えなこの女ぁ!」
「っ!」
固いもので殴られて倒れてしまう。次に目を覚ました時は体中ドロドロで、中からも白濁が溢れていて口の中も気持ち悪い…
服も破られていて頭に触れてみればズキッと痛む。床には血溜まりができていて、よく目が覚めたなと自分でも思う。
よろよろと立ち上がり、部屋の中に何かないかと探してみたが服などは何も無くて風呂も無い…仕方なく裸で裸足のまま城の中を歩いていればグランが角を曲がってきて俺を見て驚いて駆け寄ってくる。
「おい大丈夫か嬢ちゃん!」
「ぐ…ら…」
姿を見て気が抜けたのか倒れそうになり抱きとめてくれる。姫抱きをして自分の部屋へと連れ帰り部屋についていたシャワー室で体を洗ってくれる。
シャワー室から出て体を拭いてくれて血も拭き取り包帯を巻いてくれる。ぐったり寄り添っていれば顎を掴まれ唇が重ねられる。
「俺はずっと待てなのに誰に抱かせた?誰にやられた!?」
「でかい声出すな…知らねーよ…殴られて気付いたら終わってた」
「わ、悪い…なぁ、俺もしたい」
「強姦された俺をまた強姦するのか?」
俺がもたれかかれば肩を抱きながら黙られる。悪いやつだと思いながら、俺はグランの腕の中で安心してしまっている。
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