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「あっはっは!お前もセックスしたいって思ったな?」
「来た用件は」
「あ?あぁなんだったか…あ!姫さんが探してたぞ」
「そういうのは早く言ってください」
エミリオは走って部屋を出て行った。グランの腕を掴んで部屋にあったソファーへ座らせて、俺は向かいのソファーに腰かける。
間に机があるから手を出される心配も無い。とりあえず俺が男である事を教え、この世界の事を聞いてみた。
「この世界の事って言われてもなぁ…なんて説明したらいいんだ…?とりあえず傭兵雇わずに街の外に出たら喰われるか化け物の子孕まされるかのどっちかだな。まぁ女なら間違いなく孕まされるぞ」
そう言われ、自分もそうなりかけたのを思い出しゾッとする。腹に触れていればいつの間にかグランは隣に座ってきて肩を抱き寄せてくる。
「なぁ…一回だけでいい。お前も男ならわかるだろ?」
「わかるけどそれとこれとは違う。俺だって抱く側がいいし、それにまだこの体でした事無いし…」
「尚更やらねーと損だな」
「うわっ!」
抱き上げられて部屋から連れ出される。降ろせと暴れてみてもビクともしなくて他の部屋に連れ込まれる。その部屋は男らしく少しごちゃっとしていて、体を鍛える道具も少なくない。
ベッドに降ろされて覆いかぶさられて足の間に体を滑り込まされ唇が重ねられる。押し離そうとしても体格差もありビクともしない。
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