異世界怪奇譚

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工事現場で働いていて、毎日汗水垂らして働いていてそれが今日まで続いてきて明日からもそうだと思っていた。 コンビニでカップ麺を買い、帰宅する途中に真っ白な猫を見た。何となくその猫が気になり追っていればふと目の前の景色が森になり俺は空を見上げる。 夜の森はとても静かで、振り向いてみたが森が続いているだけだった。ふと気づくと手に何も持っていなくて、両手を見て驚いてしまう。 いつもより華奢な手で、胸も大きくなっていてどうやら背も縮んでいて髪も伸びている様子。胸を触ってみても本物で、恐る恐る下に触れてみれば男の象徴も無くなっている… 服装も変わっていてミニスカートに胸元が大きく開いていて、俺は困惑してしまう。しばらく歩いていればガサガサと音がして、そちらを見れば木の影から得体の知れないものが現れた。 人の形を成しているが、人より一回りか二回りほどでかくて肌が黒く白目の部分は赤く瞳は黄色くて下半身についているそれは萎えていてもかなりの大きさをしていて俺と目が合えば萎えていたそれは反り勃ち始め、俺の腕と同じほどの長さにかなりの太さも加わって凶器へと化していた。 手には何かを持っていて、それが月明かりに照らされ、俺は背筋が凍った。女性の長い髪を掴んで引き摺っていて、その女性の腹には穴が空いていて女性は絶命していた。
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