黄昏時
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黄昏時
ミンミンゼミのオーケストラに代わって、ヒグラシの独唱が聞こえてきた。 カナカナカナカナ…… 物寂しい夕暮れの空にヒグラシの声はよく似合う。 九月の初頭。太陽はジリジリジリリと
空
(
くう
)
を焼きながら、西の空に居座る。 薄いカーテン越しに西日が差し込み、私の影を長く長く伸ばす。 (仲間と楽しそうに騒ぐミンミンゼミはあいつ。一人で寂しそうなヒグラシは私)
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