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知らない電車に乗った、夜中二時の出来事だった。普通にありえない時間帯の運行だが興味本位で乗ってしまった。
ガタンゴトンと揺れる電車、知らない駅最寄りの駅から結構離れていそうな見た目をしている、無人駅勿論乗降者は一人もいない。
携帯を見ると圏外現代でそんなことはあまりないはずなのに珍しい、真っ暗なトンネルに入った飛んでいる訳でもないのに飛んでる気分になった。
洞窟トンネルを抜けたら、次の駅に着くこれもまた知らない駅、今度は乗車する人がいた
乗った人もキョロキョロしてる、二人っきりの空間なんだか気まずくなったのか軽く会釈をしちょっと離れた、座席に腰掛けた。
次の駅でその人は降りた非常に残念だった、
もう少しで私と最寄りが同じだったのに
ドアが開くと次で終点と言う音声が流れる
「あーあーもう少しで私の最寄り駅に連れていけたのにな」と電車内で大きなひとりごとを言うと最寄り駅に到着した。
「最果駅」これが私の最寄りの駅の名前だ
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