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願いごと
この世に欲しいものがあれば
きっと笑って生きられるのに
この世に欲しいものはなくて
君と食べたケーキを食べる
君が欲しがった役割と
君が私に求めた役割に
つきあって過ごした時を思う
もっとちゃんと話したかった
だけどあの頃はまだ
自分の言葉を持っていなくて
与えられたキャラクターで
なんとか自分を存在させてた
あれから何度の月を見て
そして何度
朝日に起こされただろう
いろんなことが起こったよ
そして私は私を知った
いま君に会いたいな
眠って起きて時間を経た、
君に会いたいな
ほんとはキャラだとわかってた
たぶんお互い わかってた
言葉の端々
ちょっとした顔
見え隠れしていた君に会いたい
何も隔てずに
君と話したい
この世になにか願うならば
私に君を
君に花束を
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