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「学くん、気持ちよかったんだ?」
「気持ちよかっ……よすぎて早かっただけで、いつもはこんなに早くない! お願いだから、誤解しないで!」
相変わらず顔を隠して、ブツブツいいわけする姿に「誤解しないよ」とひとこと告げた。手についた欲を拭おうとベッドの上を這いずり、ベッドヘッドにあるボックスティッシュに片手を伸ばす。
そのタイミングで、背後から抱きつかれたのだけれど――。
「えっ?」
腰に当たる学くんのモノがすでに元気になっていて、私に抱きつきながら、それを擦りつける。ふたりぶんの体重を受けとめてるベッドが、ギシギシと小さな音をたてた。
(――復活早っ! 若い頃って、こんなに復活が早かったっけ?)
「今度は俺が美羽を感じさせる番。いいでしょ?」
「いいよ。それじゃあ、ここに触れて」
素早く手元を拭って綺麗にし、ティッシュをゴミ箱に放り投げる。体に緩く巻きついてる学くんの利き手を掴んで、四つん這いになってる私の秘部に導いた。
「学くんのすごく大きいから、念入りにほぐさないと挿いらないと思う」
「ほぐす?」
「うん。無理すると、お互い痛い思いをするから。こんなに大きいの挿入するの、私もはじめてだし」
「美羽のはじめて……」
背後にいる学くんの喉が鳴った。こんな事実は彼を緊張させてしまうかもしれないけれど、昨日のような失敗を繰り返さないためにも、きちんと事情を伝えることは大事だと思い、説明を続ける。
「だから、どれくらいほぐせばいいのかわからないし、実際やってみないとわからなくて」
たどたどしい言葉の数々を聞いた学くんは、あらためて私に抱きつきながら、首筋に優しいキスを落とした。
「わかった。しっかり感じさせながら、ほぐしていく」
そう言った学くんの指先が、私の秘部にそっと触れる。入口付近をマッサージするようにゆっくり触れてから、人差し指がナカに挿れられた。
「あったかい……」
耳元で告げつつ、興奮を隠せない吐息が絶え間なく聞こえた。
「うん――」
ナカに挿入された指先が上下に蠢きながら、親指が敏感な部分を探るようにやんわり触れる。
「んくっ!」
「感じると締まるね。どんどんエッチな汁が溢れてきてる」
「言わない……で、ンンっ」
「我慢しないで、もっと声を出して。美羽の感じる声が聞きたい」
背中にのしかかっていた学くんの体が退けられたのを感じた瞬間、呆気なく仰向けにされた。寝乱れるピンク色のバスローブは、胸元は少しだけ開いた状態なのに、裾は大きく捲れて、私の大事なところを大胆に晒す。
「夢を見てるみたいだ」
「そう?」
訊ねた私の腰紐に手をかけて解いていく学くんの手が震えているのがわかり、自ら解きにかかる。
「幼なじみとして、美羽の匂いや柔らかさとかその……抱きついて知ってるからさ。それを思い出して、オカズにしてたんだ」
「もう、学くんったら!」
信じられないことを告げた学くんの行為に、思わず声を荒らげてしまったけれど、ずっと好きだった相手が幼なじみの私なので、そうなるのも仕方ないことだと割り切った。
「でもさっき。さっき美羽に触れられて、握られた感触は想像してた以上に、5億倍くらい気持ちよくて、どうにかなりそうだった。それですぐにイっちゃった」
「ふふっ、それも想像していたんだ?」
笑いかける私の太ももに触れながら、切なげにほほ笑んだ。
「したよ。触れたいし、触れられたいって、ずっとずっと思っていたんだ。こんなふうに」
迷うことなく秘部に顔を寄せて、舌先を使ってビンカンになってるところを舐めながら転がしはじめる。
「あ、あぁん!」
同時にさっきの続きをするために、指を挿れてほぐしながら、本数を増やしていく。弄られるたびに卑猥な水音が耳に聞こえてきて、すごく恥ずかしくなった。だけど――。
「もっと、あっあっ、あっ……もっとして」
学くんの空いてる片手がバスローブを大きく開けて、胸の頂にやさしく触れる。
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