2023年の私

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2023年の私

今年も残すところ10日とちょっとになってしまいました。 今年はどんな年でしたか? 私は自分に問いかけた時、ただただ『愛しい』という想いを心に刻み続けた年だったと振り返っています。 前回、義母が亡くなったと書きましたが、実はそのあと、愛猫も亡くなったのです。 2年前、嘔吐や下痢が続いて検査をしたら肝臓の数値が異常値で、そこから良くなったり悪くなったりを繰り返してきました。今年の春頃には病院で『ここまで黄疸がひどいと普通一か月ぐらいで――』と言われましたが穏やかに夏を越すことができ、もしかしたらこのままゆるゆると生きてくれるのでは?と期待もしましたが、秋に入ったら急激に体調が悪くなっていきました。最後の数週間はいよいよ歩けなくなり、動けなくなり、ごはんもおトイレもひとりでできなくなり、肝性脳症の症状も出て脳の興奮や痙攣を起こすようになりました。可哀想でどうしようもなかったです。 病院の先生には『愛猫が苦しまないこと』を優先してもらったため、2日置きぐらいに点滴をして少しでも穏やかな状態を維持することに努めました。 私は四六時中、愛猫のそばにいました。いたかったんです。残り少ない愛猫との時間が大切で、大切で、他のことはどうでもよかった。介護状態だったけど不思議とまったく苦ではなく、その時間すら愛おしかったです。 そうしてある夜、愛猫は静かに、呼吸を止めました。 ご多分に漏れず、ペットロスになって、普通に日常を過ごし誰かとお喋りし楽しく笑い合っても、ひとりになれば涙が溢れて止まらなくなったり、『あの時こうすれば……』『どうして○○しなかったんだろう……』そんな後悔で苦しくなったりで、まだまだ悲しみを客観視することができずにいます。 実は、プライベートでやっているSNSでは愛猫が旅立ったことを書けずにいます。(今、初めて愛猫との別れを書いています) いつかは、お知らせしないといけないな、心配してくれてるだろうから経緯も書かないといけないな、と頭では分かっているのですが、なかなか愛猫の死を伝えられず、当たり障りのないことを書いています。 SNSだけじゃなくて、親しくしているお友達やお仲間にも、実は言えていません。約束があった人にだけ(ふたりぐらい)「実はね……」とLINE上で打ち明けて会う日にちをずらしてもらったのですが、言葉で伝えたらたぶん涙がでてしまうだろうなあ、それはそれで気を遣わせてしまうなあと、その後の日程を決められず現在に至っています。何も知らない人たちの前では普通にできるのですけどね。。 そんな感じです。 止まってしまっている連載については、今少しずつ書き始めていますので年内にはいろいろ更新するつもりです。お待ちくださっている方がいましたら申し訳ない気持ちでいっぱいです。でもどうか、もう少しだけ待っていてください。よろしくお願いします。
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