泡沫の夢

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 私の目の前で繰り広げられる恋絵巻に私の心は取り残される。  花火の音はどこか遠くでなっているような気さえする。  聞こえるのは私の心臓の音だけだ。  周りの喧騒も遠くに聞こえる。  打ちあがったカラフルなはずの花火も私の目にはモノクロに映る。  なんで私じゃなかったんだろう。  どうして。  どうして。  どうして。  どうして。  どうして。  そっか。  私があのとき、あんなこと言ったから。  結局自分のせいだ。  私は私を呪いたくなる。  私のばか。
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