バン・ルシファリオVSティオン・バーニアス

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ギィン!! 鋼鉄音と共にバンの奇襲は弾かれた ティオンは残鉄剣を腰に納めて構える 「秦影流居合い 枝垂れ斬蘭!」 「翔天流 洦千流し」 (居合い流し?!) 向かってくる残鉄剣の切先に向けて滑らせるようにストームバーローの刃を絡ませて受け流す 受け流したバンはそのまま回転技を仕掛ける 「黒嵐 龍神旋風!」 ギギ……ギャン!! (受けやがった……) ティオンの神業で居合い流しの直後の追撃を上手くいなした 「神剣だけじゃなく剣技にも磨きをかけたんだな……やはり俺が見込んだ男だなルシファリオ!」 「お前がいなきゃここまで強くなれなかったさ!ティオン!」 ティオンは懐からあるものを取り出す 「この鉱石の名前は"プライドハート"、万物を吸引・放出する事が出来る代物だ。こんなちっぽけな量しかないが俺とお前のリングには最適と思わねぇか?」 「なるほど……邪魔者なしでやり合いたいってか?」 すると、ティオンはその小さな石に吸い込まれていく バンも後を追うようにその石に触れて吸引されていく フロアにはフロアントとプライドハートだけが取り残された
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