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ティオンに察知されるその刹那にバンはエアロトップへと到達させていた
彼の予想よりも数秒速く到達したバンは居合いの構えを既にとっていた
「翔天流居合い 凌軌!」
ズバァン!
「な?!」
切り裂かれるその瞬間まで信じられないといった反応をしている
宙を蹴ってティオンの頭上へと回り込んだバンは一時的に死角に入る
「翔天流 天落とし!!」
ザンッ!
次の斬撃も当たり、バンは一度距離をとる
「驚いたな……宙に浮いてるのか?途中で速さが一段上がったな」
「手の内は早々見せねぇよ!」
「手数だけで俺を倒せると思うな」
武器流しで残鉄剣に赤い雷が迸る
「翔天流居合い 疾風!」
バンの居合いの刺突を居合い流しで対応する
「秦影流 御柳!」
(っぶね……)
ティオンの斬撃をギリギリで躱したが、かすり傷を負う
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