バン・ルシファリオVSティオン・バーニアス

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当主がレイピスを自室へ連れて行くと、他の兄妹達に立ちはだかる 「てめぇら!!許さん!ぶん殴ってやる!!」 ガンッ! メラギーノの拳は魔法防壁にぶつかり弾かれる 「いってぇぇぇぇ!!!」 思いっきり拳を振り抜いたメラギーノは防壁に激突した拳を押さえて蹲る 「ははははは!!何やってんだ能無し!拳じゃ魔法には勝てねーよ!」 兄妹達はメラギーノを大笑いすると、3人がかりで打撃魔法を行使する それはメラギーノが気絶するまで続いた 「お兄ちゃん!!大丈夫?!」 目を覚ますとそこには涙を流すレイピスの姿が 「レイピス……平気か?」 「うん……少し魔法でお仕置きされただけだよ…」 (外傷はなさそうだな……ただ震えてる。絶対何かされたな……一時的に視力を奪われたか?それとも喋れなくする魔法か?) 二人が広間へ行くと当主と兄妹は食卓を囲んでいた 「お父様!これ嫌い!!」 「嫌なのであれば残せばいい……私はこの後少し出掛けるが、良い子にしているんだよ」 当主が口を拭って広間を立ち去る 兄妹達も次々と食べ終えて各々の部屋へと戻って行く
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