バン・ルシファリオVSティオン・バーニアス

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「よし……食事が終わったな!」 他の家族が終えた食卓にメラギーノとレイピスが来て、兄妹達の残飯を急いで胃袋へと入れていく 「今日は肉もあるぞレイピス!なかなか豊作だな!」 どうみても食べ残しや食べかけなのだが、二人はまるで宝の山を見ているかのように目を輝かせて夢中で頬張る 食事を終えると物置のような部屋で布団ではない何かにシーツを敷いただけの簡易的なベッドに横になる 「お兄ちゃん、何歳になったらこのお屋敷を出て行けるかな?」 「安心しろレイピス!兄ちゃんいつか絶対偉くなってどんなもんでも腹一杯食わせてやる!」 「じゃあ私も偉くなるから二人で美味しいもの食べよう!」 妹を寝かしつけるとメラギーノは物置の外へ出て当主の元へ行く 「おい!!昼間レイピスに何した!!」 「まだ起きてたのか……少しの時間酸素を奪っただけだ。死なない程度にな」 その一言にメラギーノの堪忍袋の尾が切れた 「酸素をうばっただと?!お前……親じゃねぇよ!!レイピスを殺す気か!!」 「死なない程度にと言ったろ……鬱陶しいな。消えてくれないか?」 「あぁ……こんな腐ったとこにはもういれねぇ。消えてやるよ……ただ俺を忘れねぇ事だな!いつか大人になったらお前を殺しに戻ってきてやるからなぁ!!」 実の息子に憎悪と殺意を向けられたというのに見向きもせずに書類の書き取りを黙々と続ける
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