書きのはて

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書きのはて

当てもなく書き続ける誰かが発破をかける隙もなく ただB5のノートに書き続ける アイデアは後で書き出そう 発芽するタンポポのように種が風に吹かれるまで めいいっぱいノートを酷使する いずれ種が姿を見せるまで 効率をひっくり返すみたいに手を動かす 詩人のたとえでごめんだけどこの方が わかりやすい なんとなく 記憶に残る 書き続けるしかやることが見つからないけど 精一杯ノートを黒く染める 全体が黒だと不思議だから6割がた黒に染める 学生時代の生徒よろしくノートに書き足してみる アイデアはパッと浮かばないから ある程度雑談やらで時間を稼ぐ アイデアは浮かぶだろう 自信は塵芥でも 効率なんてクソ喰らえ書きたいだけ書いてやる 集中力を秤にかけてペンを握る 書き続けるしかすることが見つからないけど 張り切って羅列を潰す 全部潰したらキツキツだから ソーシャルな隙間を保って潰していく 当てもなく書き続けるのは仕事か義務か どっちかつかず 書いているならどちらも関係ない そういえば仕事と義務は同じものだ 当てもなく書いていれば いずれわかるだろう 書いた先に待つ何かを ふざけ半分 冗談半分 これもおなじだな きっと書き綴れば 知れるかな
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