0人が本棚に入れています
本棚に追加
書きのはて
当てもなく書き続ける誰かが発破をかける隙もなく
ただB5のノートに書き続ける
アイデアは後で書き出そう
発芽するタンポポのように種が風に吹かれるまで
めいいっぱいノートを酷使する
いずれ種が姿を見せるまで
効率をひっくり返すみたいに手を動かす
詩人のたとえでごめんだけどこの方が
わかりやすい なんとなく 記憶に残る
書き続けるしかやることが見つからないけど
精一杯ノートを黒く染める
全体が黒だと不思議だから6割がた黒に染める
学生時代の生徒よろしくノートに書き足してみる
アイデアはパッと浮かばないから
ある程度雑談やらで時間を稼ぐ
アイデアは浮かぶだろう 自信は塵芥でも
効率なんてクソ喰らえ書きたいだけ書いてやる
集中力を秤にかけてペンを握る
書き続けるしかすることが見つからないけど
張り切って羅列を潰す 全部潰したらキツキツだから
ソーシャルな隙間を保って潰していく
当てもなく書き続けるのは仕事か義務か
どっちかつかず
書いているならどちらも関係ない
そういえば仕事と義務は同じものだ
当てもなく書いていれば
いずれわかるだろう
書いた先に待つ何かを
ふざけ半分 冗談半分
これもおなじだな
きっと書き綴れば
知れるかな
最初のコメントを投稿しよう!