オソ18が暮らす風光明媚な土地

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オソ18が暮らす風光明媚な土地

8月20日、厚岸町で両肩に怪我を負った乳牛が見つかった。 周辺では牧草がめくれ上がるなど乳牛とクマが激しく争った跡があり、角にクマの毛が付着していたという! 現場に残された直径20センチ程のクマの足跡からオソ18による被害とみられている。 標茶町・厚岸町・鶴居村のクマの目撃された地点を現した地図。 (標茶町HPより)12fcf62c-88ce-46d0-a8a1-73047d8cbfc8 一晩で40Km以上、移動すると言われるオスのヒグマ。 目撃されたクマがすべてオソ18とは限らないが、これだけ目撃されているということは、もはや絶対安心な地点はない、と言っても過言ではない。 この地域が僕は大好きで何度も訪れている。caf0a9cf-b38d-426a-b98b-c57b27b9d58b 厚岸町 冬の牧場の夕暮れ 27b7307a-36c4-44a0-bcc4-26635a063cc6 鶴居村 鶴が集まるサンクチュアリ 2320cbcf-ef2b-4600-9de9-62779ead24e6 標茶町 凍結した塘路(とうろ)湖畔 大自然が残る素晴らしい土地だけに、ヒグマたちにとっても暮らしやすい土地であろうと推測される。 ただ、この地域には高い山がなく、人間の生活領域である牧場と大自然との明確な境界線がないのだ。 快適に走っているうちに森へ突入したり牧場へ出てしまったり、車でもクマでも、そんな調子だ。
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