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導入
今日もレジカウンターの後ろで
来るかもしれない客を待っている
ストライプ柄の制服に身を包んだ俺は自動ドア越しに見える荒廃した世界を
ぼーっと見つめている
元はビルであったコンクリートの残骸や燃え焦げた木材、破損した水道管は
スプリンクラーだ。
そんな風景を見ていると不意に反射する姿は、モヒカン頭でストライプ柄の制服を着た青年、
そう、俺だ。
「…!」
突然自動ドアが開いた、さっきの俺の反射に被るように誰かがそこに立っている
彼は一体ここで何を買っていくのだろうか
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