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「骨は残して壺に入れて埋葬しろ」とジゼル。
「どうしてそのような面倒なことを?」
「この女は今回の召喚とは無関係の人間だ。巻き添えをくらって息絶えたおまぬけなヤツだが、せめてこの女のいた世界のやり方で埋葬してやりたい」
ほう、とノードが感心とも呆れとも言えない声を漏らした。
「ジゼル殿は悪魔にしては少々変わってらっしゃる。わかりました。では骨は回収しておきますので埋める場所に希望があればおっしゃってください」
壺を、とノードが誰かに命令した。
「ほとんど燃え尽きてしまったから、ジャム瓶でいいだろう」
「かしこまりました」と一人分の足音が去っていく。
……ん?
あたし燃やされた?
じゃあ、いま考え事してるあたしは何?
走馬灯は終わった?
瞼が開かないとか思ってたけど、もう瞼も灰になってるじゃん。
そして、ハッと気づいた。
……あたし、もしかして幽霊になっちゃってる?
その瞬間、碧眼と目が合った。
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