初めの落とし穴

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ここ、は…… 私はガバッと起き上がる そこは緑が広がる公園 「あなたは…」 私は微笑む 「Eat me…」 口に含むと、美味しい味が広がる 幸せな味だ 周りのものがどんどん小さくなっていく 私が大きくなっているのだ 空がまぶしい キラキラとした景色 戻ってきてしまった 「しょーがないわねぇ、ページをめくったのは貴方なんだから責任持ちなさいよ」 私は元に戻った体で立ち上がる そして、歩き出した 帰るべき場所へ 私の物語はここから始めてもいいのかもしれない
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