傾斜角2%前後の電線ゆらゆら

愉怪屋怪談参加作品

みつお真

ホラー 完結
2分 (749文字)
電線じゃない!それは傾斜角の問題だ!

15 98

あらすじ

人を欺き、人を嫌い、人を騙すのが生き甲斐のベストセラー作家は、流行病に苦しんでいた。 彼の生きる道は何処だ!? 白金か、登戸か、それとも… 2%の傾斜角と、靡く電線がおりなすホラーミステリー。君なら

感想・レビュー 3

でんせんびょう

こちらに語りかけてくる語り手、小気味良いテンポなのだけどどこか不気味で、途中から「もう手遅れなんだろう」と思っていたら…… 伝染していた電線病。 とっくに蔓延しているのかも、と思えてしまってゾワッとし
ネタバレあり
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すでにコレ、蔓延っているのでは?

これは病だったのか?もうすでにこの症状の人はいる……ような気がする。 確実に伝染し、近未来ではこの病に罹っている人が普通になっているかもしれない。 傾斜角ほんの2%前後の境界線。ほんの2%の心の歪みが
ネタバレあり

まるで、漫談や落語ような小気味よさ

独特な口調で綴られる一人語りは、まるで漫談や落語を聴いているかのようでした。 一体彼はどうしたのか?何がしたいのか?正体はなんぞや? 様々な謎を抱きつつ読み進めると、これまた洒落のきいたオチが待ってい
ネタバレあり
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