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Key2 生真面目堅物 外崎去太
そして俺はじいさんの家で暮らすことになった、ボチボチ仕事を探しながら
「あー仕事したくないなー」
あっ彼女の家の鍵返すの忘れてたまぁいいかと思いながら彼女の家の合鍵を触っていると
じいさんが裏の仕事場から出てきたと同時に若い生真面目そうな男も出てきた。
じいさんは独身で一人暮らしのはずだ、じゃあこいつは誰なんだ?
「師匠この昼間から体たらくな人は誰なんですか」
出会うやいなや酷い言われようだ多分だけどこいつとは気が合わないと本能的に悟った
「じいさんこいつ誰?」向こうが挑発的な態度だったので俺も対抗してしまう。
「この子はワシの弟子だ3ヶ月くらい前から住み込みで働いてる」
うげっほぼルームシェアみたいな状態になるじゃねーかと落胆した、しかも向こうは先にここに居たあと細そうで小言も多そう、一緒に暮らすのは絶望的に向いてない人種だった。
「外崎去太これが僕の名前だこいつと言われるのは好きじゃない」
漢字を見ると去る人と書いて こうた
と読むらしい親はどんな思いでこんな名前を付けたんだろうか、まあどうでもいいが
「よろしくな さる!」
「ふざけるな苗字かちゃんとした名前で呼べ!」
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