幼い恋

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幼い恋

「待って……」 浴衣に慣れない下駄を履いた弥生は、自分よりふた回りも大きな手をギュッと握りしめる 「ゆっくりで大丈夫 ちゃんと待ってるから」 あの人がそう言って手を握り返してくたその時に、弥生の心に恋のほのかな火が灯り始めた
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