プロローグ

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プロローグ

 ー何故、この形でないといけなかったのだろう。  こんなにも傷つけて。こんなにも傷つけ合って。 「僕は……何も、していない」    どうしてこうなってしまったのだろう。どこで何を間違えてしまったのだろう。  ー知るわけない。起きたら全て終わっていたのだから。  ー許せない。赦したくない。  だから、忘れてやるもんか。この世の終わりまで。
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