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次は何をされるのか、少しの不安と期待。
耀くんの大きな手が僕の頭を何度も撫で、そしてその手がゆっくりと僕の身体を辿り始める。
首筋を指でするりと撫で下ろされて肩がすくんだ。
指はそのまま下りていって胸を撫でる。身体が勝手にびくりと跳ねた。
耀くんは僕を見下ろして「可愛いね」と言った。
「碧、俺のすること、嫌だと思ったら言って。ここまでは平気?」
僕は薄く目を開けて、うん、と頷いた。
「だいじょぶ、だから、…耀くん」
もっと触って、とは言えなくて、耀くんを見上げた。
「碧、お前ほんと、…目がやばいね」
自分こそギラギラした目をした耀くんが、噛み付くようにキスをしてくる。
服の上から僕を撫でていた手が、シャツの中に入ってきて直に肌に触れられた。胸の先を親指の腹で撫でられて背中が反る。
オーバーサイズのTシャツは下からするするとたくし上げられて、痩せた胸が露わになる。
「汚すといけないから脱がすね」
「…え…?」
すぽんと簡単に脱がされてしまって恥ずかしい。
でもそう思ったのも一瞬で、首元に舌を這わされて何も考えられない。
熱い大きな手のひらが胸を撫で回して、胸の先をやわやわとつままれた。
「…は、あ、や…ん」
「嫌?」
問われて首を横に振る。よく分からないけど嫌じゃない。
それよりも…。
「…ぼくだけ、やだ」
耀くんのシャツを握って、脱いでと訴える。耀くんは「いいよ」と言って、ばさりとシャツを脱いだ。
わ
肩の筋肉が綺麗。
そう思って無意識に指を辿らせた。
「くすぐったい」
耀くんが笑いながら僕の頬に口付けた。
僕は耀くんの肩や腕に手のひらで触れた。
それからその端正な頬を両手で包んだ。
「…耀くん、すっごい、かっこいい…」
「え?」
つい、ポロリと口から溢れた。
耀くんが一瞬驚いたような顔をして、それから照れたように笑う。
その表情も格好いい。
「碧、お前俺をどうしようとしてるの?」
そう言った耀くんに何度も何度も口付けられて、飲み込みきれない唾液が口の端を流れ落ちていく。耀くんの大きな手が髪を梳き、素肌をあちこち撫で回す。撫でられたところが熱を持って、身体中どんどん熱くなっていく。
薄い腹を撫でた手が、そのまま下に移動して、ゆったりとしたハーフパンツを履いていても分かってしまうくらい昂った僕の身体に触れた。
「あ…っ」
びくりと跳ねた僕を、耀くんが見下ろしてくる。
いつもとは少し違う目をして、僕の反応を見ていて恥ずかしい。
「碧、嫌じゃない、よね?」
改めて確認なんてしないでほしい。耀くんの意地悪。
その気持ちを込めて、唇を噛んで、潤む目で耀くんを睨んだ。
耀くんは僕の視線を受け止めて目を見張り、そして笑った。
「かっわいいなあ、碧。なに?なんでそんな可愛いの?俺頭おかしくなりそうだよ」
ははっと笑って、また口付けてくる。そして僕のベルトに手をかけた。
片手でバックルをガチャッと外される。緊張で息が荒くなってしまう僕に、耀くんが優しくキスをしてくれた。
ボタンを外されて、キスに応じる舌が強張る。
ファスナーを下された。下着の薄い布越しに耀くんの手が触れる。大きな手でほんの少し撫でられただけで弾けてしまいそうになる。
「…よ、ようくん、ようくん、だめ、すぐ…」
「いっちゃいそう?」
訊かれて、羞恥で頬が焼けそうになりながら頷いた。
「可愛いね、碧。返事も、身体も素直で」
そんなことを言いながら、耀くんは僕の下着の中に手を入れた。
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