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ヘンだからだっっ!!!
叔父さんというものは、ヘンだと決まっているものだが、ぼくの叔父さんもヘンだ。
大体が、叔父さんは、子どもみたいだ。
叔父さんと一緒にバスに乗る……すると、小さな子どもが乗っている。
その子どもが、降車ボタンを押そうと、ウキウキして待っている。
それなのに、叔父さんは、その子よりも、必死で、早くボタンを押そうとする。
それだけならまだいい。
それから、叔父さんは、バス停の度に、降車ボタンを、押しまくる。
降りもしないのにだ。
「お、おじさんっっっ!!! なにしてるの?!」
ぼくが注意すると、叔父さんは平然と言う。
「だって、ボタン、押したかったんだもん」
……さんざん、バスの運転手さんに怒られた。
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